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夢乃井便り

今日も夢の里は冷え込み、木枯らしが身に凍みます。
山間部にあるこちらの冬の底冷えは厳しいものです。
この地は文字の通り四方山々に囲まれ、我々は四季折々沢山の恩恵を受けております。

寒さが厳しくなるこの季節、先人達はこの地で獲れる猪を食す文化を考え出し、その風潮は今日も変わりなく引き継がれております。

冬を目前に備えた猪は、旨みを凝縮した分厚い脂が身を包んでおり、火を通す毎に脂身の旨みが溶け出し同時に肉自体も柔らかくなります。
猪鍋=ボタン鍋
その名の通り赤みの肉の周りにはビッシリと分厚い油が包み込み、大皿にもると大輪のぼたんが花を咲かせた様。

地元の家庭はその家の味がある様に、猪鍋の出汁も柚子を練りこんだ合わせ自家製味噌等、各家庭によって様々です。

夢乃井ではこの旨みの詰まった猪を、どう食してもらうか。
総料理長を初め職人の繊細な舌によって作り上げられたこの鍋の為だけの特性赤味噌を鍋出汁とし皆様にご賞味頂いております。

見た目は真っ赤な出汁でなべ底が見えない程。
いかにも濃いそうに見えるのですが、濃すぎずあっさりと肉そのものの味を楽しめます。
肉の脂身が溶け出し、その旨みをめいいっぱい吸い込んだ野菜はもはや脇役ではない。
猪肉と肩を並べ食されるのを待っている。

ぼたん鍋を求めて来られるお客様も多く、冬の名物料理でございます。

ぼたん鍋会席プラン

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