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夢乃井便り

 
バスケットボールくらいの大きさの真っ赤なボンボンがついた1ⅿくらいの棒。

この季節になると町内のあちらこちらに出没します。
産まれてこのかた、この土地で育ってきた我々にとっては風景のような当たり前の存在でした。
しかし毎年この季節になるとお客様から
「行き道にたくさん立てかけてあるボンボンのようなもの、何ですか???」
と、不思議でいっぱい・・という顔で頻繁に尋ねられます。
何度も尋ねられる内に
「珍しいものだったんだ。」とやっと気付く。

まもなく夜の景色の中から、いろんな所からの太鼓と歌の練習が聞こえてきます。
そうです。
秋祭りがくるのです。
村ごとにボンボンの色は違います。
宵宮では各村ごとに大人が屋台を引き、のり子達が屋台に乗り太鼓を叩き歌いながら1日中町を練り歩きます。
その練り歩く際に、屋台の上下を問題のボンボンを持って援護します。
本宮では、のり子達が乗ったままの屋台を大人が担ぎ上げているさまは迫力満点。

夢乃井へお越しの際にはお目にかかられると思います。
この地方の慣わしを感じて頂けたらなぁと思います。

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